スーツなのに、靴がダサイ
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ファッションに関して、知らないでやっている失敗というのは多い。
たとえばスーツにはカジュアルシューズはダメ。
カジュアルシューズというと、スニーカーだとか、サンダルだとか言ったモノだと思いがちだが、実は革靴でもダメな靴というのがある。
黒やグレーなどの革靴でも、ローファーとかスリッポン、モカシンなどいうタイプの靴は、カジュアルシューズであって、フォーマルシューズではない。
スーツに合うルシューズというのは、黒か濃い茶色の革靴で、細長い靴で、つま先が丸くないものになる。
具体的には次のようなタイプの靴になる。
スーツを着るときに履ける靴
- ストレート・チップ(どフォーマル)
- プレーン・トウ(フォーマル)
- Uチップ、Vチップ(くだけたフォーマル)
だからフォーマルな集まりに、ジーンズやズックを履いていくのはダメで、カジュアルな集まりにストレートチップの靴を履いていくとKYなヤツだと見なされてしまうわけである。
門前払いを喰らわないためにもフォーマルを覚えよう。
ファッションの基本は、まずフォーマルとカジュアルの使い分けにある。
フォーマルな集まりにはカジュアルな服装は厳禁だし、逆にカジュアルな集まりには、フォーマルな服装は場違いである。
フォーマルというのは「正装」という意味で、結婚式や葬式などにも着ていけるファッションだと思えばいい。
一方、カジュアルというのは「普段着」という意味で、こちらは結婚式やお葬式には着ていけないファッションだ。
仕事などの場合は基本的にフォーマルなファッションが要求されるが、仕事内容によっては、カジュアルっぽい服装も許される。
仕事によって服装が異なるのは、仕事の内容が違うからで、たとえば工場や工務店やスーパーなんかだと、フォーマルな格好では動きにくいので、かえって「仕事をやる気がない」というふうに捉えられてしまう。
要するに、フォーマルとカジュアルの間というゾーンがあって、その境目がハッキリしないために、ダサい格好をしている人間は困ってしまっているわけである。
しかし格式張ったことが好きな人や、ファッションに明るい人には、フォーマルとカジュアルの差は歴然としていて、一目見るだけで、その人がファッション知識があるかどうかがわかってしまう。
そして「分かってるな」と判断されれば仲間に入れるが、「分かってないな」と思われたら、仲間に入れるどころか遠ざけられる。
営業さんなどは、だから、訪問先に会わせた格好をしていかないと、門前払いされかねないわけだ。
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