色の組み合わせには、理論がある
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モテるファッションのための配色の基本。
12個の色を輪っかように並べたのが12色相環(じゅうに・しきそうかん)だ。
12色相環は、でたらめに色を並べているわけではなく色の関係が一目で分かるように工夫されたチャートだ。
だからファッション・コーディネイトのためには、まずこの12色相環をしっかり覚えることが重要。
と言っても覚える色は5色だし、色の位置を覚えるのも、3・6・9・12時の位置だけで充分。
覚える色は赤(R)・黄(Y)・緑(G)・青(B)・紫(P)の5色で、9時が赤、12時が黄色、3時が青緑(BG)、6時が青紫(PB)。
他の色は中間の色になるだけなので、これをまず覚えること。
そしてこれを覚えたら、色の組み合わせ方を覚えていく。
つまりどの色とどの色が合うのかってことだ。
しかし色なんて何百色も何千色もあるから、その中からどれとどれが合うのか、知っておかないと色を合わせることなんて出来ない。
たとえば12色相環の12色を組み合わせるだけでも、2色の組み合わせなら、同色の組み合わせを含めて12×12=144通りもある。
3色の組み合わせなら、12×12×12だから1728通り。
4色となると、20736通りの組み合わせがあるのだ。
色の組み合わせは、色相環で決める
モテるファッションのための色の組み合わせ法。
無数にある色を、どうやって組み合わせればよいか。
2色だけの組み合わせならまだ、直感で合うかどうかはわかるかも知れない。
がしかし3色、4色、5色と色数が増えて行くに連れて、組み合わせ方はドンドン増えていく。
だから何らかの目安で色を選ばなければトンチンカンな組み合わせになってしまう。
自称ファッション・リーダーがやる失敗は、まずここから始まると言っていいだろう。
色の組み合わせ方には理論があるのだが、それを知らなければ99%無茶苦茶になるからね。
ロンドンハーツの名物企画の『芸人私服ダサイ王決定戦』でも、何でこんな不思議な色の組み合わせをするんだろう?…というくらい、ひどい色の組み合わせで出てくるタレントがいるが、それは基本になる色の組み合わせを知らないからだ。
そしてそれに対して審査員の女性タレントさんたちが一気に引いてしまうのも、理由がある。
というのも女性の場合はDNAレベルで、色彩感覚が男性より遙かに敏感だから、ひどい色の組み合わせをすると不快感がものすごいのだ。
だから一目見た瞬間で、気持ち悪い色遣いの男には危険を感じて引いてしまうというのが本当のところだろう。
逆に言うと変な組み合わせを避けるだけでも、十分に他の男と差別化することができるはずだから、色の組み合わせの理論は覚えておかないといけない。
そのための理論が配色調和理論で、まずスイスの美術教師ヨハネス・イッテンが考えた、色相環を使った色相分割法を学んでおこう。