コーディネート、最初はシルエットを考える
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ファッションの基本は、シルエットと色遣いだ。
シルエットというのは全体の形で、パッと見たときの印象を決める。
丸い、四角い、細い、太い、三角形、逆三角形、などなど。
色遣いは、地味、派手、フォーマル、カジュアル、シンプル、ゴチャゴチャなどなど、ファンションセンスのあるなしを決める。
なのでコーディネートを作るには、第一にはシンプルな色遣いで、シルエットを整えればよいことになる。
そしてシルエットも、大きく分けると、Iライン(アイ・ライン)、Yライン、Aラインという3つに分類される。
コーディネートの基本シルエット
- Iライン … 上下共に、小さくするシルエット
- Yラインは … 上を大きく、下を小さくするシルエット
- Aラインは … 上を小さく、下を大きくするシルエット
Aラインというのは、女性向きのシルエットなので、これは除外してしまった方が簡単だ。
となると男性のボトムス(下半身)は、常に細身のシルエットになるような、ズボンを選ぶことになるから簡単だ。
細身の人は、スキニーパンツか細身のスラックス、太っている人は、裾が細くなっている「テーパード」(Tapered)のズボンが良い。
シルエットがキレイに見えるズボンの選び方
メンズファッションコーディネイトのズボンの選び方の第一は、細身のズボンを選ぶことだ。
細身のズボンといっても色々あるが、痩せている人はスキニーパンツ、太っている人はテーパードパンツを選ぶ。
スキニーパンツは足にピッタリとしたパンツで、腰回りや太ももが細い人に似合う。
スキニータイプのズボンというのは、分厚いタイツみたいな感じなので、足がすらっと長い人には非常に似合う。
逆に足が太くて短い人には、スキニータイプのズボンはだらしなく見える。
また腰回りや太もも周りもキツいので、履いていてもかなり動きにくくなる。
一方、テーパードパンツは、先細りのシルエットで、足先に向かうにつれて細くなっているタイプだ。
テーパードタイプのズボンであれば、腰回りや太ももが太くても、シルエットはキレイに見える。
腰回りや太ももあたりは余裕があるので、動くのも動きやすいし楽なはずだ。
テーパードタイプのズボンの場合、丈は短めのモノを選ぶと良い。
特に夏物の明るい色のズボンの場合は、足首やスネが見えるくらいのもので良い。
色は靴の色と同系色のモノを選べば良い。
黒っぽい靴の場合は黒かチャコールグレイ、茶色い靴の場合は、茶色やベージュか白、青っぽい靴の場合は、青・水色か白。
色は、上半身の服(トップス)との兼ね合いもあるので、自分に合ったズボンがあれば、色違いも買っておけばよい。
配色は別の章にまとめてあるが、メンズファッションの場合は、次の3つの系統を覚えておけば良い。
メンズファッションの配色の基本3系統
- 無彩色タイプ(黒・グレー・白)
- 茶色系統(茶色・ベージュ・赤)
- 青色系統(青・水色・黄緑)