ジャニーズ・アイドルの歌衣装は、参考になる?
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メンズファッションで参考になるのが、ジャニーズ・アイドルの歌衣装だろう。
ジャニーズの様々なグループが、歌番組で歌を披露する際に、身につけている衣装は中々面白い。
というのも色とりどりで、羽根やキラキラ石がてんこ盛りの一件、非常に華やかな衣装も、よく見ると同じシルエットだからだ。
ジャケットを着ているときは「Yライン」、ジャケットを脱ぐと、「Iライン」だな。
歌衣装によくあるコーディネートの例
- 細身で足首までの短め丈のズボン(地味目のキラキラ)
- ベルトが隠れるくらいの丈のTシャツ(地味目カジュアル)
- ダボッとした大きめのジャケット(派手派手キラキラ)
丈の短めのズボンにTシャツは、どう見てもカジュアルな普段着スタイルだが、そこに派手派手なジャケットを着ると、パッとフォーマル寄りになってしまう。
歌番組での歌唱持ち時間というと、3分前後くらいなもんだけど、その短い時間の間に、ジャケットを着たり脱いだりして、カジュアルとフォーマルを行き来している。
それによって地味と派手の「高低差」を作って、よりきらきらに見えるように工夫しているらしい。
これは一説によると、光GENJIのキラキラ一辺倒衣装と、カジュアルっぽいSMAPの衣装を、ミックスした衣装と言うことらしい。
コンサートでは衣装替えで済ませるが、テレビの歌番組ではそれができないため、ジャケットを着ればドレッシーな派手衣装、ジャケットを脱げば、少しカジュアルな衣装を工夫して作っているらしい。
フォーマルとカジュアルの境目
ジャニーズ系アイドルの歌衣装は、細身のズボンと大きめのジャケットだ。
太ったメンバーがいないので、ジャケットを着るとYラインのシルエット、ジャケットを脱ぐとIラインのシルエットになる。
さらに地味目のシャツと、派手派手のジャケットで、コントラスト(対比)がハッキリしている。
ジャケットを着ると派手キラキラ、ジャケットを脱ぐと控えめなカジュアル。
こういう風に印象に差をつけている。
しかしベースのファッション自体は、どちらかというとカジュアルだ。
カジュアル衣装にラインストーンやラメ、あるいは羽根などの飾りで、派手さのバリエーションを出している。
この辺りは、シャツの素材や形によって、見え方が変わってくるらしい。
首元が大きく空いたTシャツや、タンクトップ(ランニングシャツ)で、裾をズボンの前にダランと出していれば「カジュアル」。
逆に襟ありのワイシャツやドレスシャツで、裾をズボンの中に入れておれば「フォーマル寄り」に印象が変わる。
同じジャケットを着ていたとしても、その下にTシャツを着ているときと、ドレスシャツを着ているのとでは、印象が全然違うって事だね。
ネクタイをしなくてもフォーマルっぽく見えるのが、一番格好良いのかも知れないが。
と言っても、実はスーツとネクタイというのも、元々はイギリスのお洒落ファッションらしい。
スーツ以前の西洋の正装というのは元々、半ズボンにストッキングと羽根つき帽子いう感じで、フォーマルとカジュアル、フォーマルとドレッシーの境目は、意外に微妙なモノらしい。