ズボンは細身のズボンを選ぶ。
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メンズファッションで、まずやるべき事は、シルエットを意識すると言うことだ。
シルエットとは、元々は「影絵」のことで、全体の輪郭を模った(かたどった)形だ。
身体の輪郭だけ取って、内側を黒で塗りつぶした形が、シルエットだと考えれば良い。
このシルエットがどんな形になってるか、それをまず意識してコーディネートを決める。
上下が同じ幅で縦長のシルエットが、「Iライン」と呼ばれるシルエットになる。
上を小さく(細く)、下を大きく(太く)して二等辺三角形の形を作るのが、「Aライン」というシルエットになる。
逆に上が大きく、下が細いシルエットが、「Yライン」と呼ばれるシルエットだ。
女性ファッションであれば、フォーマルや仕事着が、YラインかIライン、カジュアルやドレスが、IラインかAラインと言う風にシルエットが使い分けられる。
一方、メンズファッションでは、Aラインというのは少なく、IラインかYラインが基本だ。
すらっとした細身の体格であればIライン、腹が出てたり姿勢が悪い人ならYラインが基本になる。
どちらも下半身・ボトムスは細めで、腰回りや足が細めの人は、スキニータイプ、太めの人は足首に向かって細くなっていくテーパードタイプのズボンを選べば良い。
そう思って、ユニクロなどへズボンを買いに行くのだが、そこで問題になるのが「何色を選べば良いのか?」だ。
何色のズボンを買えばよい?
メンズファッションの基本は、IラインシルエットかYラインシルエットだ。
そのため、ズボンは細身のスキニーか、先細りのテーパードタイプのズボン。
ここまでは分かった。
そこでユニクロなどの店に行って、ズボンを買おうとすると、次に問題になるのが「色」だ。
シルエットを整えたは良いが、そこにどう色をつければ良いのか、これが次に迷うポイントになる。
色彩調和理論(配色)では、3つの色を選べとされている。
それが、ベースカラー、アソートカラー、アクセントカラーという3色だ。
色の選び方と割合
- ベース・カラー … 広い面積を占める色(50%以上)
- アソート・カラー(サボーディネイト) … 2番目に広い面積の色(20-40%)
- アクセント・カラー … 全体の1割以下の色
- 上着の色 ← ベースカラー
- ワイシャツの色 ← アソートカラー
- ネクタイの色 ← アクセントカラー
となると、ズボンの色の選び方は、色面積が大きくなるので、上着の色とケンカしない色が良い。
上着の色とズボンの色が合わないと、統一感がなくなって難しくなってしまうから。
では、どういう色を選べば良いかというと、メンズファッションの場合は、大きく分けて「黒・茶・青」の3つの系統で考えれば良い。
黒を基調とした「黒系統」、茶色やベージュを基調とした「茶系統」、デニムなどの青や紺を基調とした「青系統」だ。