基本のシルエット Iライン・Yライン・Aライン
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メンズファッションコーディネート、基本はまずシルエットを整えることだ。
シルエットというのは、全体の大まかな形のことで、シルエットがキレイに見えると、おしゃれな感じに見える。
逆にシルエットが整ってないと、ガサガサしていてガサツに見える。
このシルエットで覚えておくと良いのが、
- Iライン
- Yライン
- Aライン
Iラインとは、上から下まで、ストーンと真っ直ぐなシルエット。
トップス(上半身)もボトムス(下半身)も、細身のモノで揃えるというコーディネートだ。
Iラインは肩幅が狭く、痩せている人向きのコーディネートになる。
Yラインというのは、トップスを大きくし、ボトムスを小さくシルエットを整えるコーディネートだ。
逆三角形▼の形をイメージすると良い。
Yラインは肩幅が広い男性や、太った人向きのコーディネートになる。
Aラインというのは、トップスを小さくし、ボトムスを大きく整えるコーディネートだ。
Aラインは三角形▲の形のコーディネートで、どちらかというと女性向きのシルエットだ。
ビジネスユースと言うより、カジュアルやドレス向きのシルエットなので、男性はあまり着ないタイプのシルエットになる。
裾が拡がったベルボトムが流行った時代もあるから、ファッションとしてはあるだろうが、あまりフォーマルなイメージはないので、避けて置いた方が無難だろう。
硬めの素材でシルエットを整える
シルエットを整える場合に重要なのが、実は素材の選び方だ。
素材と言っても色々あるのだけれど、ここでは生地の分厚さや硬さだ。
というのも服の素材によっては、自分の体型がもろに出てしまうからだ。
特に柔らかい素材の服の場合は、体型がシルエットに出てしまう。
太りすぎていて腹が出ているとか、痩せていても猫背であったり、凹円背(おうえんばい)などがあると、美しくないシルエットが目立ってしまう。
素材の色やデザインも、明るい色は陰ができた時に凹凸がクッキリするし、ボーダーやストライプなどの模様の素材であれば、凹凸が線のゆがみとして、より強調されてしまう。
だから、自分の身体のラインを他人に見せたいような場合であれば、柔らかくて身体の凹凸が出やすい素材で、身体にぴったりした服を選べば良い。
逆に体型を隠したい場合は、硬めの素材の服を選ぶか、柔らかい素材でも少しブカブカ目の服が良い。
硬めの素材の服というのは、生地が硬かったり分厚いので、着ると窮屈になることも多いのだが、硬いだけあって形が崩れにくい。
楽だからと言って、身体にぴったりした、鹿の子のポロシャツなんかを着たら、でっぷり太った腹回りが、裸の時と同じくらい目立ったりする。
それなら、少し大きめのワイシャツを、直接肌の上に着た方が体型が目立たない。
アロハシャツのような、ブカブカで着るような、そういうタイプのトップスを着た方が良い。
そうしてズボンはテーパードタイプのズボンで、Yラインを作るように意識した方がマシだ。
シルエットの話のまとめ
- メンズファッションの基本シルエットは、YラインまたはIライン。
- ズボンは細身のズボンか、テーバードタイプのズボンを選ぶ
- 体型によってシルエットが崩れる場合は、硬い素材の服かダボッとしたトップスを選ぶ