ブリティッシュ・スタイルとかアメリカン・スタイル
更新日:
スーツの形状には、次の4つのスタイルがある。
- ブリティッシュ・スタイル
- アメリカン・スタイル
- フレンチ・スタイル
- イタリアン・スタイル
まずブリティッシュ・スタイルは、肩のラインが角張っており(スクエア・ショルダー)、ウエストもぎゅっと締まっていて、細身の人向き。
頑固なイギリス紳士が着るイメージで、ちょっとお堅い雰囲気のスーツだ。
2番目のアメリカン・スタイルのスーツは、肩パッドを使わないので角張っておらず、ウエストも絞っていないので、ちょっと太めの人や体格のよい人向きのスーツだ。
フレンチ・スタイルやイタリアン・スタイルのスーツは、肩幅が広い人向きのスーツで、肩のラインが丸くなっている。
ただしウエストは絞られて細くなっているので、逆三角形体型の人向きか。
これらのスーツのスタイルは、ゆるやかな流行があって、10年前のスーツなどは、今とかなり違うはずだ。
因みに、洋服の青山などの量販店で売られているスーツでは、A体とかB体とかY体というサイズ表示がある。
これは日本工業規格(JIS)によって決められたもので、ブリティッシュ・スタイルとかアメリカン・スタイルとは関係ないが、体型に合わせて定められた規格なので、自分がどの体型に一番近いかは、覚えておいた方がよい。
ただし既製服はあくまで、標準的なサイズで作られているので、サイズ感のあったスーツは見つからないかもしれない。
太っているか痩せているか、肩幅が広いか
スーツ選びの際に重要になるのが、着る人の体型だ。
太っている人と痩せている人では、腹回りが違うので、スーツのシルエットが違う。
太っているのにウエストが絞られて細くなったスーツは無理だし、痩せた人がゆとりがあるスーツを着ると、ダボダボ感が出てしまってサイズ感が悪い。
ブリティッシュスタイルとかアメリカンスタイルとか、いろんなスタイルがあるけれど、とにかく自分の体型に合ったスーツを探さねばならない。
でないとあちこちに余分なシワができたり、ダボダボになって、サイズ感が悪くなる。
キツすぎないかどうかは、いろんなチェックリストがある。
スーツのチェックリスト
立ってボタンを留めた状態でのチェック
- 襟が首回りにフィットしているか。
後ろ首に襟が沿っているか。
- 後ろ姿で、縦じわや横じわが入っていないか。
- 胸元に拳が一つはいる程度のゆとりがあるかどうか。
動いてみてチェック
- 腕を上げたとき、身ごろが上にあがりすぎないか。
- 腕を上げたときに、襟がくびにかからないか。
- 左手を右脇下に手を入れてみた時、キツくないか
- 椅子に座って床のモノを拾う姿勢でも楽に作業ができるか。