ドミナント・カラー配色は、色を併せやすい配色
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ドミナント・カラー(dominant color)配色とは同一色相か隣の色相の色との組み合わせで違うトーンの組み合わせだ。
ドミナント・カラー配色では同一色相か隣の色相との配色なので、トーンが違っても色が合いやすい。
トーンを違えると明度差で変化ができるので、隣の色相の色を合わせるときは、トーンを大きく変えた方がおしゃれかも。
ということでどんな組み合わせになるのか、色見本で確かめておこう。
同一色相(ダルトーンとライトトーン)
同一色相で、トーンが違う色の組み合わせだ。
左側が黒っぽいダルトーン、右側が明るめのライトトーンだ。
同一色相の色の中で、明度差を大きくした組み合わせは、特にトーン・オン・トーン(tone on tone)と呼ぶ。
また無彩色(グレイ)との組み合わせは、明度が近いグレイと合わせればよい。
隣接色との組み合わせはトーン差を付けるとキレイ
ドミナント・カラー配色の例。
今度は隣接色との組み合わせ。
ドミナント・カラー配色ではトーン差をつけてもいいので右隣と左隣の2通りの組み合わせができる。
右隣の色との組み合わせ例(ダルトーンとペールトーン)
左の色を基準として右隣の色相の色を組み合わせた例。
左が暗いダルトーンで、右が白っぽいペールトーン。
ペールトーンが意外に白っぽく見えないのが、ちょっと不思議な感じだが、これは対比効果というやつ。
対比効果というのは、並べたときに違いが目立つ、というもので、下の配色例と比べれば、同じ色でも違った色に見えるはず。
これは2色の共通点が意識されず、違いだけ強調されるから。
共通の特徴は全体の雰囲気として伝わっていて無意識には伝わっているんだが、これが配色の妙と言うヤツだね。
左隣の色との組み合わせ例(ダルトーンとペールトーン)
左の色を基準として左隣の色相の色を組み合わせた例。
左が暗いダルトーンで、右が白っぽいペールトーン。
夏などは淡いトーン同士でも良いし、冬などは濃いトーン同士でも良いが、春秋はトーンを変えた方が良いかも。
隣接色の組み合わせは、トーン差を付けるとキレイ…とでも覚えておこう。