ベースカラーは、黒・茶・紺の3色から選ぶ
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メンズファッションは、まず細身のズボン選びから。
足が太くない人の場合は、スキニータイプの細身のズボン。
腹が出て腰回りが太いひとなら、テーパードパンツという、「先細り」タイプのズボンを選べば良い。
そして次に問題になるのが「色」だ。
ズボンの形が決まっても、お店では様々な色が選べるため、ここでどうしても迷うことになる。
しかしこれも実は簡単で、黒・茶・紺の3色の中から選べば良い。
スーツの色も、この3色しかないが、後々のコーディネートを考えると、ベースカラーはこの3系統が無難なのだ。
大まかにこの3系統を表にまとめると、こんな感じになる。
メンズファッションの配色 3系統
ベースカラー | 全体イメージ | 合わせやすい色 | アクセントカラー |
---|---|---|---|
黒・チャコールグレー | しっかりした、重い | グレー | 白、明るい色 |
茶色・ベージュ | ちょっとカジュアル | 赤色、オレンジ、黄色、赤紫、ピンク | 緑色、青緑など |
青色・紺色 | シャープ、実直、 | 青紫、水色、緑色、 | 黄色、黄色寄りのオレンジなど |
色の組み合わせは、色相環で考える
メンズファッションの場合、ズボンの色は非常に重要だ。
というのもたいていはロングパンツだから、ズボンの色がベースカラーになる。
色違いの上着を着る場合も、上着とズボンの色は、類似色でないと上手く行かない。
でも類似色とか反対色って、どうやって調べれば良いのか。
これは「12色相環」で考える。
12色相環(カラー・サークル)というのは、色を時計の文字盤のように並べたもので、近い色が類似色、一番遠い色が反対色だ。
そして色相環で見ると、茶色と紺色は、ほぼ反対色になる。
色彩理論では、茶色というのは「赤寄りのオレンジに、グレーを混ぜた色」で、10時のオレンジ色の反対にある、4時の青が反対色になるのだ。
そのため、ベースカラーを茶色にした場合、赤やオレンジ、ベージュやピンクが類似色で、これらの色でまとめると統一感が出る。
紺色をベースカラーに選んだ場合は、青色や水色、緑色や紫などが類似色で、これらの色でまとめると統一感が出る。
逆に言うと、茶色をベースカラーに選んだ場合、紺色や青、緑、紫は汚い組み合わせになる。
紺色は反対色なのだから、アクセントカラーに使えるはずだが、使い方が悪いと、汚く見えることも多い。
一方、ベースカラーが紺色の場合は、茶色や赤やオレンジを組み合わせると、なんか汚い配色になってしまう。
白やグレーなどの無彩色を間に挟まないと、色同士がケンカして汚くなるのだ。
というのも反対色を直接並べると、お互いに色がにじんで見えたりするのだ。
反対色の組み合わせ例
白っぽい色(ペールトーンなど)の場合は、反対色を直接並べても、あまり汚くは見えないのだけれど、濃い色を並べるとニジミが見えたりする。
この辺りが配色の難しいところだね。