除毛クリームは、髪の毛のケラチンを溶かす。
除毛クリームは、脱毛を考える時に最初に考えるアイテムかも知れません。
毛抜きを使って抜くのは面倒だし時間もかかる。
ガムテープのような脱毛テープを使うのは、痛いし肌も傷む。
しかも一回でキレイに脱毛できることは稀で、結局、抜き残しをまた毛抜きで抜かないといけない。
ブラジリアンワックスも、ワックスで毛をロックして引きはがすので、痛いし抜き残しもでる。
ワックスは短い毛を捉えにくいので、やっぱり全部キレイに脱毛するのはプロでないと難しい。
そもそもブラジリアンワックスは、湯煎で温めるの温度調節が難しく、サロン脱毛でないと上手く行かない。
ということで除毛クリームを使ってみようという事になるわけですね。
でもこの除毛クリームも、色々問題があるようですね。
除毛剤は、どうやってムダ毛を脱毛するのか。
除毛剤は、ムダ毛を溶かして毛を取り除きますが、かなり強い薬剤を使います。
というのもまず、毛の主成分は、ケラチンというタンパク質です。
ケラチンというタンパク質は非常に丈夫で、普通の薬剤では溶かすことが出来ません。
タンパク質にも色々あって、たとえば肌の皮膚の主成分のコラーゲンもタンパク質です。
コラーゲンは鶏皮などにもたくさん含まれるタンパク質ですが、皮付きの鶏モモ肉を煮ると溶け出してしまいます。
溶け出したコラーゲンは、冷えるとゼリーのように固まりますが、これが「煮こごり」というやつですね。
こうやって皮膚のコラーゲンは、簡単に解け出してしまうわけです。
一方、髪の毛やむだ毛は、煮ても溶けたりはしません。
というのも毛のケラチンは、ジスルフィド結合(シスチン結合)というのを非常にたくさんもっていて、簡単に溶けないんです。
この強い結合を溶かすのが、チオグリコール酸カルシウムという成分です。
このチオグリコール酸カルシウムが、タンパク質のジスルフィド結合を分解させて、ムダ毛を溶かすわけですね。
ただこの成分は、肌のタンパク質にあるジスルフィド結合も溶かすので、肌荒れにも注意が必要です。
最近は、肌荒れに備えた除毛クリームも増えてきましたが、くれぐれもご注意を。
ということで、今回紹介するのは、こちらの除毛クリーム。
MONOVOヘアリムーバークリーム
塗るだけ簡単!ラクラク除毛でモテスベ肌!
脱毛剤は、強い薬剤ですので、少量試した上で、お使いください。
手足のムダ毛以外の場所には使ってはいけません。