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胎盤食とプラセンタ
プラセンタが精力回復に良いと言います。
でもプラセンタって何でしょう。
プラセンタというのは、ほ乳類の胎盤(たいばん)のことです。
胎盤というのは、赤ん坊を産んだときに一緒に出てくる赤い水枕みたいな器官です。
母体と胎児はヘソの緒でつながっていますが、ヘソの緒は子宮の内側に出来た胎盤につながっており、栄養素は胎盤を通して胎児に送られます。
また胎児は肺や肝臓や腎臓が未発達なので、その代わりに老廃物を処理する仕事も、胎盤が担っています。
そしてほ乳類の母親は、子供を出産した後、一緒に出てくる胎盤を食べます。
というのも胎盤は、栄養が満点で、しかも美味しいらしい。
ヒトも同じように、出産後に胎盤を食べる習慣があります。
これを「胎盤食」と呼びますが、マグロの赤身みたいな感じで、しょう油をつけて食べたりするそうです。
プラセンタエキスとは
栄養食品として売られているプラセンタは、馬や豚の胎盤から抽出したのものです。
馬や豚の胎盤を酵素や塩酸で分解して、それを加熱殺菌したモノが、プラセンタエキスです。
食品添加物に「タンパク加水分解物(タンパクかすいぶんかいぶつ)」というのがありますが、同じような作り方です。
タンパク加水分解物は、牛や豚の内臓や魚のアラなどのタンパク質を酵素や塩酸で加水分解して、アミノ酸の液体にしたものですが、プラセンタエキスも似たようなもんですね。
ただ、プラセンタは胎児の成長に関わる物質をたくさん含んでいるため、普通のタンパク加水分解物とは、色々と違うようですね。